ひとこと解説~双極性障害とは?
2026/08/10
ひとこと解説~双極性障害とは?
双極性障害は、気分が極端に高まる「躁(そう)」または「軽躁(けいそう)」の時期と、気分が大きく落ち込む「うつ」の時期を繰り返す精神疾患です。以前は「躁うつ病」と呼ばれていました。
主な症状
躁状態
- 気分が異常に高揚する
- 自信が過剰になる
- 睡眠時間が短くても平気になる
- 話し続けたり、考えが次々浮かんだりする
- 浪費、無謀な投資、危険運転など衝動的な行動をとることがある
軽躁状態
- 躁状態より症状は軽いものの、普段より活動的・社交的になる
- 本人は「調子が良い」と感じることが多く、病気と気づきにくい
うつ状態
- 気分が落ち込む
- 何をしても楽しめない
- 強い疲労感がある
- 集中力が低下する
- 睡眠や食欲に変化がある
- 自分を責める気持ちが強くなる
- 重症では死にたい気持ちが現れることがある
種類
- 双極Ⅰ型障害:少なくとも1回の躁状態を経験する。
- 双極Ⅱ型障害:軽躁状態とうつ状態を繰り返す。躁状態はみられない。
原因
原因は一つではなく、次のような要因が関係すると考えられています。
- 遺伝的要因
- 脳内の神経伝達物質の変化
- 睡眠リズムの乱れ
- ストレスや生活環境
治療
治療では次のような方法が組み合わされます。
- 気分安定薬や抗精神病薬などの薬物療法
- 心理教育や認知行動療法などの精神療法
- 規則正しい生活、十分な睡眠、ストレス管理
うつ病との違い
双極性障害では躁状態または軽躁状態があることが大きな違いです。うつ病と誤って診断されることもあるため、過去に「異常に元気だった時期」があったかどうかは診断の重要な手がかりになります。
受診の目安
次のような場合は、精神科や心療内科への相談を検討してください。
- 気分の波が生活や仕事、人間関係に影響している
- 周囲から「様子がいつもと違う」と言われる
- うつ症状と活動的すぎる時期を繰り返している
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