ひとこと解説~加齢黄斑変性とは?
2026/07/16
ひとこと解説~加齢黄斑変性とは?
加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)は、加齢によって網膜の中心部である黄斑が障害され、見たいところが見えにくくなる病気です。50歳以上で増え、高齢になるほど発症リスクが高くなります。
主な症状
初期には自覚症状が少ないこともありますが、進行すると次のような症状が現れます。
- 直線が曲がって見える
- 文字の一部が読みにくい
- 視界の中心がぼやける、黒く欠ける
- 色の見え方が変わる
- 視力が低下する
※周辺視野は保たれることが多く、完全に失明することは比較的まれです。
種類
加齢黄斑変性には大きく2種類あります。
- 萎縮型(ドライ型)
- ゆっくり進行することが多い
- 日本では比較的少ない
- 現時点では根本的な治療が限られています
- 滲出型(ウェット型)
- 異常な新生血管ができ、出血やむくみを起こす
- 急激に視力が低下することがある
- 早期治療が非常に重要です
危険因子
- 加齢
- 喫煙(最も重要な危険因子の一つ)
- 家族歴
- 高血圧
- 肥満
- 紫外線への長年の曝露
検査
眼科では以下のような検査が行われます。
- 視力検査
- 眼底検査
- **OCT(光干渉断層計)**による網膜の断面撮影
- 必要に応じて蛍光眼底造影検査
治療
滲出型では主に次の治療が行われます。
- 抗VEGF薬の硝子体注射
- 新生血管の増殖を抑える
- 視力の維持・改善が期待できる
- 定期的な注射が必要になることがあります
一部の症例では、レーザー治療や光線力学療法(PDT)が選択されることもあります。
萎縮型では、進行を遅らせることを目標に経過観察や生活習慣の改善が中心となります。
予防・日常生活
- 禁煙する
- 血圧や生活習慣病を管理する
- バランスの良い食事(緑黄色野菜や魚など)
- 定期的な眼科受診
- アムスラーチャートで片目ずつ見え方を確認し、ゆがみや欠けがあれば早めに受診する
早めの受診が重要
「片目で見ると文字がゆがむ」「視界の中心が見えにくい」といった症状がある場合は、早めに眼科を受診してください。滲出型は、治療開始が早いほど視力を保てる可能性が高くなります。
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